世の中には大きく分けて2種類の男がいます。
「モテる男」と「モテない男」です。
あまりに残酷で目を背けたくなりますが、まぎれもない事実です。
そして、成人していればもう自分がどちら側の人間かというのは分かると思います。
残念ながら私自身「モテない」側の人間です。
ただ、実際のところ全くモテないとは言えないものの、トータルで見ればモテないと認めざるを得ないです。
アプローチされたことも何度かありましたが、意中の女性とはとなると・・・・戦況は芳しくありません。
つまり「非モテ」に属するわけです。
それで思い出したことがありました。
これまで会社で出会った印象的な二人がいます。
一人は手当たり次第に女の子に告白しまくる人。
正直この行動には驚きました。
連絡先を交換したら、デートすることなく告白するのです。
当然結果はすべて惨敗。
「この前告白したらフラれました~」とよく話してきました。
「でしょうね」と思いつつも、「とりあえずまずは食事にでも行ってみたらどうですか?」と私は毎回返していました。
基本めっちゃいい人なのになんかもったいないなと感じていました。
そしてもう一人が完全なる非モテ。
一応後輩にあたる子なのですが、かなりヤバい子でした。
新入社員の時を知っていましたが、真面目でよく働くという印象を持っていました。
そこから人事異動で数年ほど別な職場にいましたが、再び同じ職場で働くことになりました。
そして、久しぶりに再会して愕然としました。
もうそこにはかつての印象はどこにもありませんでした。
延々と人の悪口や陰口を言いまくったり、自分より立場の弱い人に威張り散らしていたのです。
発する言葉も「●ねや!」、「●す」といった低俗なものばかり。
酷いときには大声で怒鳴り散らし、そこら辺のものを蹴り飛ばしたりもします。
それでいて上の立場の人にはドン引きするくらい媚ていました。
そして、自分の評価を上げるために画策し、人の評価を下げるような言動が多くみられました。
私も色々言われていたようです。
仲良くなった先輩社員の悪影響もあるようですが、おそらくもともとそういう性根だったのでしょう。
彼が新入社員だったころ、仕事を教えたり共に働いていた身としてはとても悲しい気持ちになりました。
そんな彼があるとき私に「今日、女の子とごはん行くんですよ~」と言ってきました。
「そうなんだ。」と何気なく返しましたが、「これまで女性と二人でごはん行ったことがないんですよ。」と言ったのです。
話を聞いていると「彼女いない歴=年齢」だと判明しました。
つまり、ピッカピカのチェリーボーイです。
ただ何も驚きはしません。
内心「でしょうね」という感じでした。
平素からそんな言動をしていれば当たり前の結果です。
その女の子とも一度食事に行ったきり、何の進展もなかったようです。
何か期待していたようですが、そんなうまい話はありません。
私も非モテですが、はるかに凌駕してくる人がいて、上には上がいるのだなと改めて思いました。
この二人は特に印象的でしたが、他にもそういう感じの人はいました。
そしてある共通点を発見しました。
それは「生活習慣が乱れている」ということです。
前述の二人ですが、率直に申し上げて体型がだらしないです。
それに服装もです。
その根源って生活習慣なんだなと本能的に確信しました。
特に休日は午前中をベッドの上でダラダラ過ごし、起きてもスマホをいじり、雑な食事をとる。
そして、何をするわけでもなくまたダラダラとスマホ・・・・・。
運動習慣も一切なし。
そりゃ、非モテのままです。
こんな偉そうなことを言っていますが、私もかつてそのような生活を送っていました。
当然モテるわけもありません。
これを聞くと「生活習慣乱れてもモテる人おるで!」という人もいるでしょう。
そうなんです。
確かにそういう人っているんです。
しかしですよ。
そういう現実があるにせよ、自分がどちら側なのかは自分が一番わかっているはずです。
そして、不幸にも「非モテ」に属してしまった以上、そこから抜け出すには努力するしかないです。
例外を盾にして努力を放棄するのはよくありません。
そしてその努力の第一歩が生活習慣の改善なのです。
ただでさえモテないのに、怠惰な生活を送っていては何かがよくなることなどありえません。
否が応でも男を磨く必要があります。
私もこの事実を突き止めたことで速攻で生活習慣の改善に着手しました。
ただ、それで今現在モテモテでバラ色の人生を送っているかというと、さすがにそんなことはありません。
それでも確実に良い方向へと向かっている手ごたえはあります。
まだ数か月なので最低でも1年は継続しなければならないと思っています。
道中きっと壁にぶち当たったり、心が折れるようなことは多々あるでしょう。
その都度諦めずに再起するようにします。
そして、来年には「非モテ」の汚名を返上してやります。
そのためにも一日一日を大切にしていきます。