近年、副業するという価値観が認められるようになってきました。
正直私は嬉しいです。
それは私だけではないはずで、こうして社会に浸透してきたということはそれだけ興味を持っている人がたくさんいたという証拠でもあります。
ただその反面、やっては見たもののすぐに挫折してしまう人も多いようです。
私も一番最初に興味を持ったのが「せどり」でしたが、あっという間に辞めてしまいました。
それで結局ブログに行きつきました。
ちなみにこのブログというもの続けられない人が後を絶ちません。
2009年と少し古いデータとなりますが、総務省の調査によればブログの継続率は「1年続くブログは30％、2年続くブログは10％、3年続くブログは3％」だそうです。
継続するだけでもこんな感じなのに、そこからさらに稼ごうとなれば困難を極めます。
私自身やってみた感想としては、アクセス数が伸びないことが原因にあると感じます。
最初のうちは書いても書いても誰も読んではくれません。
すると「何のために書いてるんだろう・・・・」とか思い始めてしまいます。
それにブログを書くというのは孤独な作業です。
誰かとコミュニケーションをとりながら進めていくといったものではなく、一人で淡々としなければいけません。
一人で地味な作業をやった上に、それが誰も読んでくれないとなると挫折してしまうのも無理はないです。
私が細々とでも5年続けているのはこういった作業が苦にならないからです。
多くの人とのコミュニケーションが必要とされたり、自分からガンガン話しかけなければいけないようなことだったら、早々と挫折していたでしょう。
なので、一人で作業することが好きな人はブログが向いているかもしれません。
さらにYouTubeも同じことが言えると思います。
今やYouTubeはとてつもない隆盛を見せています。
これで莫大な額を稼ぐことができるなんて誰が想像できたでしょうか。
「オワコン」なんて言われたりすることもあるかもしれませんが、今後もまだまだ伸び続けていくと私は思います。
しかし、誰もがそうはいきません。
始めてみたものの、登録者数や再生数が伸びず辞める人が多いと聞きます。
ずいぶん前に聞いた話ですから今はどうかわかりませんが、あのヒカキンも一日の大半の時間を動画の編集に費やしていると言っていました。
さらに会社員時代は出勤前や帰宅後も作業していたそうです。
それを数年続けたわけですから恐れ入ります。
ここまで読んでみて気づいたことがあるかもしれません。
副業で収益を上げるために肝に銘じておかなければならないのが以下の3点です。
①コツコツ作業する
②地道に継続する
③成果が出るまでに時間がかかる
これを理解しておかなければなりません。
そして、これこそが会社員が副業を挫折する大きな原因と言えます。
（偉そうなことを書いていますが、自分に言い聞かせる思いで書いています。）
会社員は基本給が決まっています。
つまり、多い少ないはあるにせよ確実に毎月ある程度決まった額は口座に振り込まれます。
さらには、残業代や有給なんてものもあります。
成果が挙げられなくても、残業すればお金がもらえるのです。
有給を使えばその日休んでもお金がもらえるのです。
これは会社員の特権でもあるので、有効に活用するべきだとは思います。
ただし、副業となるとその特権がない状態になります。
つまり何もない状態でお金を稼がなければなりません。
となると会社でやっているような働き方が一切通用しなくなります。
「長時間一生懸命働いた！」
関係ないです。
「莫大な費用を費やした！」
関係ないです。
「会社では上のポジションにいる！」
関係ないです。
「会社では評価されている！」
関係ないです。
そうなんです。
これらすべて関係ないのです。
厳しい世界ですよね。
私もこれを痛感しました。
会社だと誰かに指示すれば、言うことを聞いてやってくれます。
取引先もヘコヘコしてくれます。
すでに固定客もいて、一定の収益は見込めます。
これらがない状態で自分の力で稼ぐと考えるとゾッとしませんか。
でも、こういった現実を真正面から享受しなければ前に進めないのです。
副業は誰でも簡単に始められる世の中になったかもしれませんが、自力で稼ぐとなると相当な覚悟が必要なのです。
精神論や根性論の世界に感じられるかもしれませんが、これが現実なんだなと感じています。
私は別ブログでアフィリエイトをやっていますが、まだまだ全然です。
月の売り上げでいえば5000円ちょっとです。
自分でも才能のない部類に入ると思っています。
それにアフィリエイトの審査に通過するのに3年も費やしています。
そして現在、ようやくスタートラインに立ったというところです。
これからが本当の勝負だと思っています。
最後になりますが、会社員が副業で稼ぐのはいばらの道です。
それでも希望を持って取り組みましょう。
私もこれからの3年、5年、10年カメのような歩みだったとしても前に進み続けます。
興味を持った人がいればともに頑張っていきましょう。
