皆さんは自分の集中力に自信がありますか?
きっと自信をもって「ある!」と答えられる人はほとんどいないと思います。
ちなみに私は「少しだけ」あります。
というのも趣味で囲碁をやってますから、ほんの少しは集中する習慣が身についていると思います。
ただ、大会などは強制的に集中モードになれますが、普段の勉強となると高い集中力が保てているとは言えません。
途中でスマホをいじったり、勉強していても頭に入ってこなかったりということは多々あります。
これって冷静に考えてかなり良くない状態ですよね。
というのも、何かを成し遂げようとか目標を達成するために努力しようと思ったら、必ず集中して取り組まなければいけません。
ダラダラやっていては何も身につかないし、いたずらに時間を浪費しただけになります。
それなのに、多くの人は集中して物事に取り組めないのが現状です。
しかし、これはその人の能力が低いとか性格の問題とは言い切れません。
環境だったり、習慣によるところの方がはるかに大きいと思います。
その最たる原因としては「スマホ」だと言えます。
今では年配の方や小学生までも幅広い年代で使われるようになりました。
私が子供のころは考えられないことでした。
でも、当然のように子供がスマホを使っている光景を見ますよね。
それだけ、スマホは年代に関係なく現代人にとってなくてはならないものになりました。
そこでですが、皆さんは一日の自分のスマホの使用時間を把握していますか?
わかっている人もいれば、考えたことすらない人も多いと思います。
私も2年位前までは全く把握していませんでした。
そんな時、知人からスマホの使用時間がわかるアプリを教えてもらいました。
それをインストールし、数日観測してみたら驚く数字が目に飛び込んできました。
なんと平均で一日3時間ちょっと使っていたのです。
これにはショックを受けました。
冷静に考えてみてください。
会社員の場合はだいたい一日8時間くらいは仕事をします。
毎日定時で帰宅できれば良いのですが、残業もあったりします。
それに通勤時間もあります。
さらに、食事や入浴、睡眠などの時間も考えると自分が自由に使える時間って雀の涙ほどしかないですよね。
そこから3時間もスマホに使えば、一瞬で一日が終わってしまいます。
それに休日だってダラダラスマホを見てしまってますよね。
で、気づけば夕方になっていて絶望するわけです。
そうなると本当に自分がやりたいことに注力できません。
さらに時間があったとしても、低い集中力でやっていたのでは思うような成果は得られません。
スマホは便利な反面、私たちの集中力と時間を奪っているという事実は否定できないです。
私はこれに気づき言い表せないほどの危機感を覚えました。
自分のやりたいことや達成したい目標があるのに、明らかに矛盾している行為をしてしまっていたなと痛感したわけです。
そこで考えを改め、さらに習慣を変えようと決意しました。
やるべきことはシンプルで「スマホ時間を減らし、その時間をやりたいことに費やす」だけです。
しかし、これができれば何の苦労もないです。
それだけ私たちはスマホに依存してしまっているのです。
なので、これを克服するのは容易なことではありません。
様々な工夫が必要となります。
ちなみに私はいろいろ試行錯誤し、現在では一日の使用時間が1時間前後となりました。
すると、アプリから「先週より22時間減っています」という通知が来て腰を抜かしました。
これとんでもないことですよね。
だって一週間のうちほぼ丸一日はスマホを使っていたわけです。
これが一年とかになると莫大な時間の損失ですよ。
それなのに「時間がない」とか「忙しい」なんて言ってるのはおかしいです。
では、私がどのように改善していったかを書いていきます。
まずは休日から着手していきました。
というのも、データを見るに休日の使用時間が明らかに多くなっていました。
となると、ここを改善すれば必然的に全体の使用時間が減ります。
劇的に効果があったのは「朝の散歩」です。
はい。これだけです。
拍子抜けしたかもしれませんが、これは自信をもってお勧めできます。
ぜひともやってみてください。
ここで最も重要なポイントは「手ぶらで歩く」ということ。
絶っっっっ対にスマホは家においてください。
何があっても持って行ってはいけません。
朝の空気、景色、日の光、におい・・・・・
これらを五感でしっかり感じるのです。
そうすると、いつもと変りないと思っていた景色でもなんだか新鮮に感じてきます。
さらに朝日をしっかり浴びることで、体内時計が整うというのは有名な話です。
「そんなの知ってるわ!」と言われるかもしれませんが、実際に体感していますか?
これ、効果は絶大です。
1回や2回とかではなかなか感じることはできませんが、1ヶ月くらい続けてみると体調がよくなっていくのを感じます。
おそらくプラシーボ効果みたいなものではありません。
休日の朝散歩を取り入れたことで、夜の入眠が確実に早くなりました。
それに夜起きる回数も減りましたし、睡眠の質も少なからず向上したのを実感しています。
少し本題からそれてしまいました。
話を戻します。
つまり、まずは強制的にスマホから距離を置くのです。
それも20分程度で問題ないですし、休日だけでOKです。
一日のうちに物理的に触れない状況を作ることが何よりも重要です。
もしかしたら最初は手元にスマホがないことで不安感に襲われるかもしれません。
でも、休日の朝の20分ですから何とか乗り切りましょう。
これを続けていくうちに「あれ?スマホなくても意外といけるな」と思えるようになってきます。
私は2ヶ月ほどで朝の散歩が習慣化できましたが、これによりスマホから距離を置くことに抵抗感がなくなってきました。
何も散歩のときだけではなく、日常のほかのシーンでもです。
特にこうしてブログを書いているときや勉強をしているときもスマホを近くに置いていなくても何も思わなくなりました。
たったこれだけの小さな習慣を続けるだけで、かなりの時間を作ることができたので侮れません。
一気に変える必要はありません。
一日に使用時間が5時間とかの人が「明日から使用時間を1時間にする」と意気込んでも必ず失敗します。
朝の散歩という小さな習慣で構わないのです。
否、むしろ小さな習慣の方がいいのです。
次の休み、スマホを置いて散歩に行きましょう。